インフルエンザに注意!!

平成31年の1月の半ばからインフルエンザの大流行が続いている。

北海道地方、東北地方(青森県秋田県)を除く、全ての都道府県で、インフルエンザが本格的に流行しているとの事です。

平成31年はインフルエンザの罹患者が過去最高の207万人を記録し、翌週には228万人に罹患したと推測されています。インフルエンザには治療薬として、タミフル・イナビル・リレンザがありますが、昨年に発売された[ゾフルーザ]が、これまでの治療薬よりも効果があると評判され、又、治療が1日で終わる便利性から、医療機関で処方されるようになりました。

しかし、ゾフルーザを服用した子供(小学生)2人から耐性ウイルスが検出されたなど、さまざまな問題が上がっています。

果たして、インフルエンザの治療薬と言われているゾフルーザは効果があるのでしょうか。

ウイルスの増殖を防ぐ働きについては、他の抗インフルエンザ薬と一緒です。違いを簡単に説明すると、ウイルスの増殖を防ぐ為の方法です。

タミフルの場合

タミフルを服用すると、インフルエンザウイルスが細胞から離れることができなくなり、他の細胞への感染、増殖を防ぐ働きがあります。

これに対し、ゾフルーザはウイルスの合成を阻むので、増殖を抑えることができるのです。

この理由から、ウイルスを殺す力は、ゾフルーザの方がタミフルより強いということになります。

タミフル・・・増殖したウイルスが体の外に出るのを防ぐ。

ゾフルーザ・・・ウイルスの増殖そのものを防ぐ。

インフルエンザの治療薬についてお話しましたが、1番大切なのはインフルエンザにかからないように予防する事です。

予防として、外出先から帰ったら手洗いうがいを行う。

予防接種をする。

この2つが現在、推奨されています。

流行時期は意識してインフルエンザを予防しましょう。